家出人を探すときの相談先とは?警察やNPOなどベストな相談先は
身近な人がいきなり家出をして、行き先がわからなくなってしまったら、とても心配ですよね。
気が動転して、何をしていいかわからない、ということにもなってしまいがちです。
いざというときに焦らないためにも、家出人が出た時にはどこに相談したらいいのか、知識をつけておくと良いでしょう。
ということで、今回は、家出人を探すときの適切な相談先について解説していきます。
家出人についての相談先。どこがいい?
家出人の相談先としては様々な場所が考えられます。
今回は、代表的な相談先を4つご紹介していきます。
1. 警察
行方不明者が出た場合、相談先として真っ先に思いつくのは警察でしょう。
事件性が強く疑われるときは、警察への相談が一番効果的です。
また、そうではない場合にも、届出はしておくことをおすすめします。
警察に捜索願を出すと、家出人はまず2種類に分類されます。
事件性が強い、家出人が子供とか高齢者であるなど、一人で生活することが難しく危険である、などの場合には、「特異行方不明者」と認定されます。
この場合、家出人の安全を確保するため、早期に捜索が開始されます。
反対に、家出人が大人、事件性が低い、自分の意思で出て行ったらしい、など、危急の事態に陥っていると考えにくい場合には、「一般家出人」に分類されてしまいます。
一般家出人と認定された場合、警察は特別には動いてくれませんが、情報は警察のデータベース上で共有されます。
もし偶然に他の案件の捜査中に家出人を見つけるようなことがあった場合、家出人に捜索願が出ていることが伝えられます。
そのことで家出人が帰宅を決意する可能性もありますから、いずれにせよ、警察には届けておいた方がよいでしょう。
2. 探偵事務所
警察が動いてくれそうにないときや、緊急性が高いときには、探偵事務所に連絡してみましょう。
探偵事務所のなかには人探しを専門にしている事務所もあります。
ただし警察とは違い、探偵事務所は民間の営利企業です。ですから、相応の金銭が発生することを覚悟しなくてはなりません。
探偵事務所の人探し費用は事務所によって異なりますが、多くの探偵事務所は人探しに何段階かの難易度ランクを設定し、それに対して着手金と成功報酬を請求する形となっています。
依頼人が持ち込む情報が多ければ多いほど難易度は下がりますから、急ぎの場合でも、ある程度情報を整理してから見積もりを取ると良いでしょう。
3. NPO法人
第三者の客観的なアドバイスがほしいときには、NPO法人を頼る、というのも一案です。NPO法人は、家出人についての相談を頻繁に受けていますから、適切なアドバイスがもらえるかもしれません。
また、同じように家出人を探している人とも繋がりを持てる可能性もあります。
境遇が近い人、同じ気持ちの人と、辛い気持ちを話しあうことで、焦った精神面を落ち着けることができるかもしれません。
4. 家出人の身近な人
家出人の行き先情報が得られそうなときは、家出人の身近な人に相談してみる、というのも手です。
学校や職場、恋人、サークル関係の人などに連絡をとってみましょう。
家出人の交友関係がわからない場合には、スマホや、PC、またはSNSなどをチェックしてみる、というのも一案です。
上手な相談方法とは?
今回は、家出人の相談先について紹介してきました。
最後に、これまで解説してきた相談先に対する、上手な相談方法を紹介します。
大切な人が突然何も言わずにいなくなってしまったら、取り乱したり、疑心暗鬼になったり、最悪のケースを考えたりしてしまいがちですよね。
まずは落ち着いて、深呼吸しましょう。焦っても事態の解決からは遠ざかるだけだ、ということを自分に言い聞かせましょう。
そして、家出人についての情報を可視化してみましょう。
家出人の写真をプリントアウトしたり、家出人を最後に見た場所や服装について思い出してメモにとってみたりしましょう。
相談するときには、そういった資料を見せつつ、何を目的に相談しているのか、を伝えましょう。
ただ話を聞いてほしいだけなのか、調査に協力してほしいのか、情報がほしいのか、など、目的を明確にして相手に伝えましょう。
その際に、苛立ったり相手を責めたりしないように心がけましょう。相談相手が家出人の身近な人だった場合、お互いに平常心ではいられない場合も多々あります。
落ち着いて話せそうにない、と言う場合は、紙に書いて読み上げるのもいいでしょう。
ポイントは冷静になって、目的を明確にして相談する、ということです。
家出人がいなくなったことを誰にも言えずに、一人で悩んでしまう人もいるかもしれません。
ですが、第三者に話すことで意外なほどすんなりと手がかりが得られることもあるかもしれません。ですから、まずは身近な信頼できる人や警察などに相談をしてみましょう。
まずは警察に相談するのが一番ですが、警察が積極的に動いてくれないパターンもあります。その場合は、自分で探すか、この記事で紹介してきた各企業、団体に頼ってみることをおすすめします。
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