探偵との契約では、いろいろなトラブルが起こりがちです。
例えば、「最初に聞いていた料金よりもかなり高くなってしまった」「完全成功報酬で、最終的に浮気の証拠がとれていないのにお金を払わされた」など。
このような探偵とのトラブルが起こる原因は、大きく分けて2つあります。
ひとつは、依頼した探偵がそもそも悪徳業者で、はなから依頼者を騙すようなやり方をしていた、というケース。
もうひとつは、探偵と依頼者、どちらか又は双方の確認不足により、お互いの認識がずれていた、というケース。
意外に思われるかもしれませんが、トラブルの原因としては後者の方が多いようです。
ですがこのような確認不足が原因のトラブルは、当然ながら確認を漏れなく徹底することで防げます。
正式に依頼(契約)をする前に、少しでも気になることは全て確認しておきましょう。
調査を正式に依頼する前に、探偵との間で確認しておくことはたくさんあります。
- 調査成功の具体的条件は?
- 最終的にいくら費用がかかるのか?
- 最低調査時間は?
- 探偵の調査が延長した場合の時間単位は?
- 使用する機材はどういったものを使っているのか?
- 調査員は何名で行ってくれるのか?
- 調査員の増加や調査時間の延長が必要なときは連絡をしてくれるのか?
- 途中キャンセルはできるのか?
依頼者のほとんどは、探偵や探偵が行う調査については完全な素人ですから、わからないことは全て探偵側に任せておこう、と思う方もいるかも知れません。
しかし、無用なトラブルに合わないためにも、事前に探偵についてのしっかりとした予備知識を得ておくことが大事になってきます。
万が一トラブルになってしまった場合、探偵へ依頼すること自体がかなりプライベートな問題だったりするので、誰にも相談できず泣き寝入りしてしまう方もおられますが、勇気を持って適切な機関に相談しましょう。
探偵とのトラブルに関する相談は、法律家(弁護士)か、全国の各自治体により運営されている消費者センターに相談しましょう。
また、探偵の業界団体にも相談をすると、相談に乗ってもらえるだけでなく、探偵業界全体としてその問題を捉え、必要であれば適切な運営のための指導などを行ってくれる場合もあります。
注意してほしいのは、探偵とのトラブル解決と謳っている他の探偵業者や興信所などです。
探偵がらみのトラブルの解決のために、ほかの探偵の利用はしないほうが無難です。
事務所同士、横のつながりがある場合があるので、悪徳業者である場合二重に騙されるなど、絶好のカモになってしまう可能性があります。 |